プログラミングと聞くとC言語は知っているよという人も多いと思います。それだけ、C言語はプログラミング教育が社会に広まる遥か昔から、IT業界の基幹的なプログラミング言語として扱われてきました。
そんなC言語ですが、初学者にはあまりおすすめできない言語です。おすすめできないというのは、決してC言語が何か欠格があるプログラミング言語であるという訳ではなく、記述が難しいためです。
C言語は、他のプログラミング言語と違ってコンパイルという工程を経なければなりません。つまり、コードを記述しただけでは直ぐには動かないのです。
また、C言語は他のプログラミング言語よりも冗長な記述になりやすいという特徴があり、初学者がトライするとつまずきやすくなるのです。
それでもC言語に力を入れて学習したいという人は、まずは自らのPCにC言語が記述できるように環境構築を自分で行ってみましょう。この環境構築で諦めてしまう人が少なくないのですが、自ら書いたコードが動いたときの感動は何にも代えがたい経験になります。
C言語は、パソコンからゲーム機や家電などのマイコンまであらゆる分野で活用されています。C言語を習得することで、そうした身近な生活に使う機器の裏側を知ることができるかもしれません。
またあらゆる分野で活用されているからこそ、需要が高く求人も豊富にあります。プログラミング言語は数多ありますが、その中でもC言語を極めて仕事にするというのは良い選択といえるでしょう。
なお、初学者には、Pythonなどの比較的少ないコードで記述できるプログラミング言語がおすすめです。もちろん、Pythonは機械学習や人工知能、画像処理などの一流の現場で使われる立派なプログラミング言語になります。
とっつきやすいプログラミング言語から学習しプログラミングに慣れてから、C言語に挑戦してみましょう。